今日のテーマは「豊胸バッグ 除去」です。
バストを大きくするための豊胸手術は最も人気のある美容整形手術の一つですが、逆に過去に入れた豊胸バッグを除去したい、取り出したいという相談もかなり多いです。
豊胸バッグの抜去を希望する理由については
「豊胸バッグが破裂した」
「カプセル拘縮が起きてしまった」
「バッグが破損してしまった」
「バストに痛み・違和感を感じる」
「形が合っていない気がする」
「胸の硬さや形が不自然」
「リップリングが起きた」
「アンダーバスト部分がでこぼこで、触るとシリコンバッグの縁が分かる」
「異物が入っていることに抵抗が出てきた」
「バストがバックの形に陥没している」
「パートナーにうそをついているようで罪悪感がある」
など様々です。
バッグ挿入の豊胸の歴史の中でバッグの種類は様々な物が生まれました。挿入されているバッグは生理食塩水バッグ、シリコンバッグ、ジェルバッグなどです。
いずれのバッグも取り出しは可能で、バッグの除去は基本的には挿入手術よりも体への負担は少なくて済みます。
麻酔は基本的に局所麻酔で行われます。
クリニックによっては全身麻酔や静脈麻酔、笑気麻酔などで対応するところもあります。
傷痕を増やさないように、バッグを挿入した傷と同じ部位から切開してバッグを取り出すケースがほとんどですが、脇の下からバッグ挿入を行った場合、脇の下からの抜去は難易度の高い手術となります。
そのため、クリニックのよっては乳房の下の目立たない部分や乳輪周囲を切開して抜去することもあります。
また、カプセル拘縮を起こしてしまっている場合も同じく、乳房の下や乳輪周囲に切開を入れて取り出すケースが目立ちます。
大きな腫れは一週間以内で収まり、問題がなければ10日後に抜糸をします。
豊胸バック抜去のみであれば、マッサージをする必要はありません。
豊胸バッグ除去の費用はクリニックによりまちまちですが、40万~70万くらいです。
豊胸バッグ除去後に新しい豊胸バッグ挿入を希望される方もいますが、その場合は古いバッグの除去の料金は無料になる(豊胸バッグ挿入の料金のみ)クリニックもいくつかありますので問い合わせてみるとよいでしょう。
バッグを除去した後は、バッグ挿入により皮膚が伸びていた分、胸が小さくなってしまいたるんでいるように感じる方がほとんどです。
豊胸バッグの除去後、無事にバッグを除去できて安心される患者さんもいますが、一度は大きくなった胸が小さくシワシワになってしまったことに喪失感を持たれる方もいます。
一度豊胸バッグを除去しても、再度新しいバッグを挿入することも可能ですので悲観的にならず、ご自分がこの先より幸せに生きるにはどうしたらよいのか焦らず考えてほしいと思います。